ネットワーク
コンピュータ ネットワークを使用する
ネットワークに接続されていないコンピュータでは、ローカルのハードディスクにあるファイルにアクセスすることと、コンピュータに接続されているプリンタに印刷することのみが可能です。
コンピュータをネットワークに接続すると、ネットワーク プリンタ、共有フォルダ、会社の内部 Web サイトなど、すべてのネットワーク リソースにアクセスできます。
ログオンおよびパスワードを使用する
Windows® Small Business Server ネットワークのリソースにアクセスするには、ユーザー名およびパスワードが必要です。通常、ネットワーク パスワードはコンピュータへのログオンに使用するユーザー名またはパスワードとは異なります。
ネットワーク パスワードの変更を定期的に求められる場合もあります。変更までの期間は通常 6 週間です。パスワードを紙に書き留めたり、デスクの近くに貼ったり、同僚に教えないでください。パスワードが漏洩すると、会社の機密情報にアクセスされる危険があります。ネットワーク パスワードの保護は、各ユーザーの責任になります。
パスワードの要件は次のとおりです。
- 最低 7 つの文字で構成されている。
- 数字、大文字、および小文字で構成されている。
- ランダムな文字の羅列で構成され、本人の名前、家族の名前、電子メールのエイリアス、社会保証番号、電話番号、辞書に記載されているような語句が含まれていない。
ファイルにアクセスして共有する
Windows Small Business Server ネットワークでは、次のようにさまざまな場所にあるファイルにアクセスして共有することができます。
- ローカル コンピュータ上のフォルダ。
ローカル コンピュータ上のファイルはそのコンピュータのユーザーのみが使用し、通常は同僚と共有しません。マイ ドキュメント フォルダはサーバー上に存在する場合もありますが、所有者以外のユーザーはそのフォルダ内のファイルにアクセスできません。ファイルを共有する場合は、会社の内部 Web サイトまたはサーバー上の共有フォルダを使用します。
注
- ローカル コンピュータ上のフォルダを共有することも可能ですが、その場合はフォルダにアクセスできるユーザーを慎重に決定してください。
- 会社の内部 Web サイト。会社の内部 Web サイトには、ドキュメントおよびファイルを同僚と共有できるドキュメント ライブラリがあります。既定では、すべてのネットワーク ユーザーがこのサイト上のファイルにアクセスできるため、ドキュメント ライブラリに保存する情報は同僚に開示可能な情報であるかどうかを確認してください。会社の内部 Web サイトにサブサイトを作成すると、アクセスを特定の同僚のみに制限できます。
- サーバー上の共有フォルダ。 適切なアクセス許可がある場合は、Windows Small Business Server 2003 を実行しているコンピュータ上のフォルダを共有することができます。会社の内部 Web サイトにサブサイトを作成できない場合は、この方法を使用して、特定の同僚とファイルを共有することができます。
ネットワークを管理する
通常、ネットワークの管理はコンピュータの運用管理業者によって行われます。その業者は、日常の管理作業を処理するために、管理作業員を常駐させることがあります。コンピュータの運用管理業者に業務委託をしていない会社の場合は、会社の所有者またはその役割を任命されたユーザーがネットワークを管理します。コンピュータ関連の問題について問い合わせをできるように、ネットワーク管理者の名前を確認しておくことをお勧めします。
関連項目
